ファイザーのワクチンよりもモデルナのワクチンの方が有害事象が少ない

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• Barbra A. Dickerman, Hanna Gerlovin, Arin L. Madenci, Michael J. Figueroa Muñiz, Jessica K. Wise, Nimish Adhikari, Brian R. Ferolito, Katherine E. Kurgansky, David R. Gagnon, Kelly Cho, Juan P. Casas & Miguel A. Hernán, Comparative effectiveness of third doses of mRNA-based COVID-19 vaccines in US veterans. Nat Microbiol (2023). DOI: https://doi.org/10.1038/s41564-022-01272-z, https://www.nature.com/articles/s41564-022-01272-z

本研究では、米国の退役軍人の全国的なコホートにおいて、2種類のmRNAワクチン（BNT162b2およびmRNA-1272）の3回目（ブースター）投与の比較効果が顕著に示された。どちらのワクチンも、SARS-CoV-2感染とCOVID-19の重篤な転帰の絶対リスクを減少さ せた。しかし、mRNA-1273の接種者は、BNT162b2ワクチンの接種者よりも、16週間の追跡調査でCOVID-19関連の有害事象のリスクが低く、特に報告されたSARS-CoV-2感染症について低くなっていた。この結果は、デルタとオミクロンが優勢な期間でも、オミクロンのみが優勢な期間でも、同等であった。著者らは、今後、COVID-19 mRNAワクチンの追加投与（ブースター）の有効性と安全性の比較評価を継続的に行うことを提唱した。