Covid-19メモ

SARS-CoV-2感染者における精神障害のその後のリスクはどのようなものか、また、その関連性はCOVID-19に特有のものか。

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JAMA Psychiatryに掲載された最新の研究では、研究者たちは新型コロナウイルスSARS-CoV-2)感染者と非感染者、COVID-19検査を受けていない人々、そして非COVID-19関連の呼吸器感染症で入院した人々の間での精神疾患向精神薬使用のリスクを推定した。

COVID-19は、全世界で前例のないモビリティと死亡率を引き起こしてきた。さらに、SARS-CoV-2は呼吸器だけでなく、脳を含む他の臓器にも感染する可能性がある。しかし、SARS-CoV-2感染後の精神神経学的な結果を評価する国レベルの研究はまだ少ない。

今回の国レベルの研究では、SARS-CoV-2陽性者の間での精神疾患リスクを調査し、その関連性がSARS-CoV-2感染に特有のものであるかどうかを評価した。結果として、精神疾患のリスクはPCR検査陽性者(HRR 1.2)および陰性者(HRR 1.4)で増加した。

さらに、PCR陽性者の中でも、18歳から29歳の若者は精神疾患リスクが低下(ハザード比0.8)、70歳以上はリスクが上昇(ハザード比1.3)。向精神薬の使用についても同様の傾向が観察された。

COVID-19により入院した患者の新規精神疾患リスクは一般公衆よりも大幅に高かった(HRR 2.5)。

研究結果は、SARS-CoV-2感染者の精神疾患リスクは非感染者とほぼ同等であり、70歳以上の例外を除く。しかし、COVID-19関連の入院を経験した個体は一般公衆よりもリスクが高かったが、他の感染症による入院を経験した個体とはリスクは同等だった。この結果は、COVID-19関連入院後の精神的健康の悪化が一般的であるが、他の同等の重症感染症後と比較して頻度は多くないことを示している。